後先何も考えずに行動するのは独身までだ!

、、、と決心したはずなんですが、なぜか参加してしまった
UTMF。(のショート部門STY。)
UTMFのコースは富士山を中心とした1周で155キロだとか。
STYは、、、、82キロです。


5月19日。天気、晴れ。
ここは静岡御殿場の「富士山こどもの国」


な、なんで私はここにいるんだろう。。。


寝不足の頭を抱えつつ、ふんどし一丁で太鼓をたたきまくる「鬼太鼓座」男衆の鍛え上げられた筋肉をみながら、なんで申し込んじゃったんだろう。ばかばかばか。
でも、ここで引き返したら、参加費がもったいない!


午前10時スタート。
隣にいたダンナは、大会実行委員の三浦雄一郎御大と「握手してくる!」とスタート台へ。
早速別行動になったけど、ま、これは想定どおりです。

よく「二人で一緒にゴール」とかいうけど、これは自分ら二人にはないよなー。
「果たして完走できるのか?」が最大のテーマの自分とはわけが違うので、
行ける人にはさっさと先に行ってほしいのだ。

スタート直後は、うーむ。思っていたよりもペースが速い。
スタートから舗装路だけど、上り坂だし、はて、どうしようかな、と思っていたら
前後を走る人の中に友人発見。
信越110km完走の実力があるその友人に
「信越完走は、前半を歩いたからできたんだよ。今回は1キロ10分で進んでも十分余裕あるんだからさ」という助言に沿って、私も上りは歩くことに。
(でも、実際に歩くまでジレンマだったよー。なんでしょうね、あの罪悪感は)

スタート時にすでに行きたかったトイレが、やっぱりスタートしてからも行きたくなる。
スタート前に十分行ったはずなんだけどなあ。。。エナジードリンクの「モンスター」のせい?エナジードリンクってそういう効果があるのかしら?
と、コース沿線に見つけたトイレに早速飛び込む。

ここであせる気持ちが落ち着いて、「ま、ゆっくり行くか」とのんびりモードに入ることにした。

スタートから次のエイドまでは、ほぼ林道。
普段は立ち入り禁止の工事車両のみが通るような
富士山樹海の中にある道をひたすらたどっていく。

足に余裕がある人は後からどんどん追い抜いて行くのですが
抜いていく人の中に、ビブラムをはいている人をよく見かけました。
ビブラムもすっかり市民権を得たようですが、でも、こんな長丁場に向いているのかなあ。。。でも、この人たちよっぽど普段鍛えているんでしょう。スゲエな。

最初は、1キロ進むごとにアラームがなるGPSを見ては「速い、速いってば!」と思うことがしょっちゅうで、次第に慣れてくると「10キロで90分」のペースで進んでみようと決めた。


最初のエイド(北山)は13時到着。
ここは水提供のみの簡易エイドだったので、水をボトルに入れてもらうだけでスタート。
かんかん照りの日差し中を、延々と送電線に沿って歩き続ける。
日差しが強いけど、風が冷たくて気持ちいい~。


せっかくの平地でしたが、このあとの難所を考えるとどうしても走り出す気になれず
ちょうど目の前に歩く人が程よいペースなのをいいことに
桃太郎のキジにでもなった気分でついていく。
(今回、あらゆる人に勝手についていった。)


草原らしきところを抜けると、ロードが登場。
エイドまで5kmぐらいですが、ここからはジョギングで行くことにした。
このUTMFのコースというのは東海道自然歩道を利用したコース設定のようで
歩く人向けに設置されたトイレなんても結構出てくる。
次のエイドまでもう少しというところでも公衆トイレを利用した。
(エイドだと混雑するからね)
...って、このブログ、トイレの記事ばかりではないか。


エイド(富士宮中学校)14時半到着。
ここはかなりにぎやかな、「ステーション」でした。
この後、コース最大の難所天子山山塊が出てくるのでここで休息をとって行く人が多い。
テレビの取材なんかも見かける。
先についていたダンナ、友人とも再会して
エイドでアミノ酸系のドリンクが出たり、富士宮焼きそばを食べたりとした。
ここで出された冷甘酒が極ウマでした。
ここでは、体育館で施術しているマッサージを受けた。
レース途中のマッサージがすっごいよかったー。グッジョブ。

結局、出発は15:50とのんびりしてしまいましたが。。。。


このとき考えていたのは、
これから登場するのぼりはかなりハード、
ペースとしては、1時間に3キロってところかなあ。
下りで取り戻せるとしても、次のエイド(30km先)は10時間後。
2時到着かあ。。。関門が6時だから結構余裕かな。
うまくいけば、20時間でゴールできるかも?

.....この後、とんでもない展開が待ち受ける。
不惑のうT、大絶叫!の巻へ。
(つづく)